ちっぽけな奇跡のはなし



「おい、どうした?ぼーっとして」


「ごめん、なんでもない」


慌ててティッシュで口を拭いた。



「クラスどう?」


「まあまあかな。
でも、仲いい子もいるし楽しいよ!
そっちは?」


「俺もまあまあだな」


「うっそだ〜!噂聞くよ」


「噂?」


健太は眉にシワを寄せた。




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