ちっぽけな奇跡のはなし



「モッテモテなんでしょ?
なんで付き合わないの?
あんなに可愛い子ばっかなのに!」


健太は学校でもイケメンに入る部類だと思う。


クラスでも中心的存在だったし、1年の時から
モテていた。




健太は少しだけ笑って巴菜を見た。


「俺好きな子いるから」


その返事は予想してなかった。

でも、真っ直ぐに巴菜を捉えている瞳には
嘘だとは思えなかった。






< 122 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop