ちっぽけな奇跡のはなし



「かっこ悪くなんかない!」


言ったあとに、自分の声の大きさに
びっくりした。


「かっこ悪くなんかないよ」

恥ずかしくなって、ぼそりと呟く。



「ありがとう。
キミはいつも優しいね」


頭にぽんっと手が乗った。



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