ちっぽけな奇跡のはなし



扇風機の羽が慌ただしく回ってる。


6月という、季節なだけにムシムシした空気が
漂う。


「あ〜!しまった!
新作のケーキが出てたんだった!」


校門を出たところで、大きな声で叫んだ。



< 2 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop