ちっぽけな奇跡のはなし



「じゃあ、わたしここなんで!

あなたは大丈夫ですか?
そういえば、どこに帰るんですか?」


「僕は大丈夫だよ。

ここの近くのホテルをとってある。
そこでしばらくは過ごすよ」


「そっか。
じゃあ、また明日」

「おやすみ」


カレはわたしに笑って、手を振ると
わたしが家に入るまでずっと見ててくれた。



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