幼なじみと秘密の時間
「俺、昨日部活の奴らと遊んでて
帰りに、この道通ったんだよね。
そしたら、蘭と和弥がキスしてた」
「え…?」
あの時のキスを見られてたってこと…?
どーしよう。
何て言ったら…。
そんな私を見て、祐希は少し微笑んだ。
すごく寂しそうに…。
「ショックだったよ。
やっぱりなぁーとも思った。
でも、不思議なんだけど、見入っちゃったんだよね。
そんな顔すんなよ。
なんつーか、ドラマのワンシーン
見てる感じでさ…」
私は、何も言葉が出てこなかった。
「告る前からさ、お前たちって、入り込めない
空気あったし、それ分かってて告ったんだけど。
まさか、付き合えるとは思ってなかったしなぁ。
まー付き合ってても、やっぱ1番には
なれてなかったと思う。
やっぱり、学校離れるとダメだなー。
付き合ってても、和弥に勝てる気しなかった」
「そーなの…?」
やっとのことで、言葉を言った。
「だから、責めない。悔しいけどな。
最後は、こーなるって、初めから分かってた。
心のどっかで」
「………」
「だから…笑えよ。
俺、蘭の笑った顔が一番スキだから…」
そう言うと、祐希は、私に近付いてきた。
私はびっくりして、顔を上げる。
そして、できる限りの最高の笑顔を見せた。
帰りに、この道通ったんだよね。
そしたら、蘭と和弥がキスしてた」
「え…?」
あの時のキスを見られてたってこと…?
どーしよう。
何て言ったら…。
そんな私を見て、祐希は少し微笑んだ。
すごく寂しそうに…。
「ショックだったよ。
やっぱりなぁーとも思った。
でも、不思議なんだけど、見入っちゃったんだよね。
そんな顔すんなよ。
なんつーか、ドラマのワンシーン
見てる感じでさ…」
私は、何も言葉が出てこなかった。
「告る前からさ、お前たちって、入り込めない
空気あったし、それ分かってて告ったんだけど。
まさか、付き合えるとは思ってなかったしなぁ。
まー付き合ってても、やっぱ1番には
なれてなかったと思う。
やっぱり、学校離れるとダメだなー。
付き合ってても、和弥に勝てる気しなかった」
「そーなの…?」
やっとのことで、言葉を言った。
「だから、責めない。悔しいけどな。
最後は、こーなるって、初めから分かってた。
心のどっかで」
「………」
「だから…笑えよ。
俺、蘭の笑った顔が一番スキだから…」
そう言うと、祐希は、私に近付いてきた。
私はびっくりして、顔を上げる。
そして、できる限りの最高の笑顔を見せた。