幼なじみと秘密の時間
私は身体に全く力が入らず、和弥の胸に
寄りかかっていた。



目を閉じて、幸せに浸る。



「蘭…ヤバかったな、声」



「誰のせいよ」



小さな声で反論するも、顎をぐいっと
持ち上げられ、濃厚なキスをされると
何も言えなくなってしまった。



「いつもと違って、良かっただろ?」



和弥の意地悪な問い掛けにも、素直に頷いて
しまった…。




「蘭、授業ムリだろ?このままさぼろーぜ?」



「うん」




私が頷くと、力強く抱き締められた。





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