幼なじみと秘密の時間
「ごめーん!お待たせー」


やっと終わったのか、美容室から高須が
出てきた。


その後ろから、蘭もゆっくりと出てきて
こっちに向かって来た。




オレは蘭を見た瞬間、体が固まった…。





『やべぇ~』




水色とピンク色の生地に、たくさんの花の模様
が散りばめられている振袖




腰までキレイに伸びていた髪の毛も
今日は、頭の上でキレイにセットされていた。



蘭と目が合うと、照れ臭そうに
ニコッと笑った。







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