幼なじみと秘密の時間
蘭の顎をガシッと掴むと、オレの唇を強く蘭の
唇に押し付けた。


「ん…」



蘭の唇を食べるように、キスをして口が開くと
蘭の口の中で、オレの舌を掻き荒らす。


「はぁ……ん……あっ……」



蘭の甘い声を聞いたら、オレは止められなく
なってしまった。



浴衣と違って、ピッタリと着物が蘭の身体に
くっついているから、首もとしか肌が見えない。



「着物って、エロいけどすぐ脱がせないな」



「せっかく着たんだから、脱がせないで!」



蘭も強く言ってくる。



「仕方ねぇーな。帰ったら、覚悟しとけよ」



「えーほどほどにね?!」



そんなことを言ってくるもんだから、また
濃厚なキスをしてやった…。



やべぇー、今日1日持つか?



もう帰りたい気持ちを、無理矢理抑えて
蘭から離れた。


  
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