幼なじみと秘密の時間
「いつ帰ってきた?」

和弥は、雑誌を読みながら聞いてくる。

「うん、ちょっと前かな…」

「そっか」

「和弥は、ナンパした子と仲良くデートして来たんでしょ?」


私の言葉に、和弥は驚いた顔をした。


「お前、なんでそれ」


「舞と見たもん!和弥が知らない子と
キスしてるとこ」


「うわっ…マジ??」


和弥は焦った顔をして、口を片手で押さえてた。


「身内のキス見るって、微妙だね。
何かスッキリしない」


「じゃあスッキリさせてやろっか?」



和弥はニヤニヤしながら近付いてくる。
< 20 / 254 >

この作品をシェア

pagetop