幼なじみと秘密の時間
その日から和弥は、隙があればキスをしてきた。


初めは抵抗していたけど、人間慣れって恐いって
思った。
キスするのが当たり前になってきて。
抱き締められたりと和弥のペースにハマっていた。
そして、日に日にエスカレートしていった。


「蘭、力抜いて」


「和弥…恐いよ…」


「大丈夫。ゆっくり時間かけたし」


「やだやだ」


「痛い?」


「うん…痛いよ…」


「やべぇ~」




そして、今に至る。
わけですが…。。


何でそんな簡単にって。
自分でもそう思う。
流されやすいのも、自覚してる。

最初あった痛みも、2回目にはなくて
和弥によって、あれこれ覚えてしまった。




でもそこで疑問が生まれた…。



私たちって、付き合ってるの?


スキとか付き合ってとか
そんな言葉は言われてないのに。

和弥は、私のことどう思ってるんだろう。
私は、和弥のこと好きなの?
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