おくすりのじかん
私の存在価値
嘘でしょ?正也に女!?


確かに正也はモテる
私が正也に近づけるのは ただ単に 幼馴染で
父親同士が親友だから


「祥子」

正也だけが 私をそう呼ぶ


「おまえさ 安達とどういう関係?」

正也に群がる人間たちが不思議そうに質問する。



「あ?幼馴染だよ
俺ら 誕生日も一緒なんだ」


「え~~~それは悲劇だな~~~」


「そっか?絆感じるけどな~」


「おまえの感覚わかんね」



私は 根暗でブサイクで存在感の薄い人間
あ 頭だけはいい・・・・・


反対に正也は イケメンで頭よくてスポーツ万能
コミニュケーション能力にたけていて みんなが正也の
虜になるくらい 魅力のある男



「じゃあな 祥子
気つけて帰れよ~~」


帰宅部の私を笑顔で見送る正也は 私の王子さまだった。
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