おくすりのじかん
病室に飛び込むと いつもの懐かしい面々が揃っていた。
「パパ 祥子来たよ」
涙声の正也ママが手招きをしたら
「お 祥子……何か綺麗になったか?」
少し荒い息で正也パパが笑ったけど 衝撃だった。
痩せた・・・・・
「うん 私も年頃……だし…っていうか
正也パパどうしたの?」声が震えた。
「ごめんな……言わなくて……まさかな
こんなに……いそいじゃうとは……」
苦しそうな声に 私は首を振った。
「もう喋らないでいいよ……」
涙をこらえるのに必死になった。
泣いたりしたら正也パパがよくないのかって
思っちゃったりしたら困るから……。
「祥子にも会えたし……ママ少し休むな……」
「うん ちょっと疲れたでしょ……」
正也ママが布団をかけなおすと 目を閉じた。
私は両親に促されて 病室を出て待合室に向かう。
応接椅子に腰かけて父親が震えるため息をはいた。
「まさか……こんなに……」
両親も信じられない様子だった。
「パパ 祥子来たよ」
涙声の正也ママが手招きをしたら
「お 祥子……何か綺麗になったか?」
少し荒い息で正也パパが笑ったけど 衝撃だった。
痩せた・・・・・
「うん 私も年頃……だし…っていうか
正也パパどうしたの?」声が震えた。
「ごめんな……言わなくて……まさかな
こんなに……いそいじゃうとは……」
苦しそうな声に 私は首を振った。
「もう喋らないでいいよ……」
涙をこらえるのに必死になった。
泣いたりしたら正也パパがよくないのかって
思っちゃったりしたら困るから……。
「祥子にも会えたし……ママ少し休むな……」
「うん ちょっと疲れたでしょ……」
正也ママが布団をかけなおすと 目を閉じた。
私は両親に促されて 病室を出て待合室に向かう。
応接椅子に腰かけて父親が震えるため息をはいた。
「まさか……こんなに……」
両親も信じられない様子だった。