おくすりのじかん
「ごめんね……驚かせて……」
正也に支えられるようにして 正也ママが椅子に腰かけた。
「真弓ちゃんも大変だったね。」
母親が言うと
「まさか こんなにすぐに悪くなるなんて……
時間がなさすぎて 私もどうしたらいいのか……」
こらえきれない嗚咽に母親がすぐに肩を抱く。
「あいつは昔から強い男だから大丈夫 大丈夫!!」
父親は自分に言い聞かせるようにして何度も言った。
「祥子もごめんね 驚かせて……
仕事 休みだったからよかったわ……」
「正也パパ……よくない病気なの?」
私だけが何も知らなくて
「うん 会社の健康診断でひっかかってね……
病院でみてもらったら………ウッ……まさか……」
正也ママが泣きだしてしまった。
よくない病気で 危ないってことだけはわかった。
「祥子ちょっと出ようか」
正也が私を呼んだから
正也ママの手を握って
「ちょっと行ってくるね」と言って
正也の後をついて行った。
正也に支えられるようにして 正也ママが椅子に腰かけた。
「真弓ちゃんも大変だったね。」
母親が言うと
「まさか こんなにすぐに悪くなるなんて……
時間がなさすぎて 私もどうしたらいいのか……」
こらえきれない嗚咽に母親がすぐに肩を抱く。
「あいつは昔から強い男だから大丈夫 大丈夫!!」
父親は自分に言い聞かせるようにして何度も言った。
「祥子もごめんね 驚かせて……
仕事 休みだったからよかったわ……」
「正也パパ……よくない病気なの?」
私だけが何も知らなくて
「うん 会社の健康診断でひっかかってね……
病院でみてもらったら………ウッ……まさか……」
正也ママが泣きだしてしまった。
よくない病気で 危ないってことだけはわかった。
「祥子ちょっと出ようか」
正也が私を呼んだから
正也ママの手を握って
「ちょっと行ってくるね」と言って
正也の後をついて行った。