おくすりのじかん
部屋に飛び込んで 休日だった凜太郎に飛びついた。


「何?何?」


「あ~~どうしよ~凜太郎~~~」


「どうしたの?」


「どさくさにまぎれて私 正也を・・・・・
正也を・・・・彼女いるのに・・・・・」


「落ち着いて 大きく深呼吸~」


スーーーーーーハァーーーーーーー!!!


「抱きしめちゃったの この腕が・・・・・」


「へ!?祥子さんすげー大胆だ!!」


凜太郎が大げさによろけてひっくり返った。



「やだやだ~~~!!!私 変態だと思われたかな~」


凜太郎にしがみつく


「まだ告白もしてないんだよ
彼女も来てたのに……私ったら……なんてこと」


「ね 祥子さん
さっきから俺にはこうやって抱きついてるじゃん?
それとおんなじでしょ?」


私はひっくり返った凜太郎を押さえつけるように
上から抱きついているけど


「凜太郎はいいの~」


「これ普通男女なら やばいよ~
祥子さん 積極的すぎて~」


余計にしがみつく
「凜太郎はいいんだもん!!」

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