おくすりのじかん
「凜太郎のこと 私何にも知らなくて……
ちょっと驚いちゃったって言うか………知らない方が
いいのかなって思ってたから……
やっぱ知らない方がよかったかも……
あんなすごい恋人がいるなんて……」


「恋人じゃないよ……
関係はあるけど………」


ガ~~~~~ン
何で ガ~~~~ンなんだろ・・・・・・


「そっか 大人の関係なんだね」
私の知らない未知の花園


私なんか 毎日一緒にベットの中にいるのに
な~んにもされないって 女としての魅力無しなんだろうな


そうだろ

そうだろ


汚い私をたくさん知ってるもんね 凜太郎は・・・・・・。


「今日は仕事片づけて帰ってきたよ
シャワーしたら ベットに入ってもいい?」


さっき見た凜太郎とは全く真逆な凜太郎


いったいどっちが本当なんだろ



「うん
凜太郎の寝るとこ ここしかないもんね」



「ありがと」



しばらくしてシャワーの音が聞こえてきた。

その音を聞きながら
ベットの中で何を話そうか考えていたはずだけど



気づいたら朝になっていた・・・・・・。


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