おくすりのじかん
凜太郎のことが無性に知りたくなった。
知らない方がいい


そう思っているのに
反対の思いが大きくなっていく。


本人には聞けない
ならどうする・・・・・・・・・


尾行か・・・・・・・・・。


何か卑怯な感じ



ぐっすり眠る凜太郎からすり抜けて
シャワーに入る。


鏡に映った全身を見て


あたりまえだけどまったく足元にも及ばない


それに今まで凜太郎とこんなに一緒にいても
間違いすら起きないという


魅力のない女に幻滅する・・・・・・・。


何でこんなにイラつくんだろ・・・・・
わかんない・・・・・。



多分 知らない凜太郎を見てしまって混乱してんだ私・・・・・。



でも何か悔しい・・・・・・


私のものっていう感覚にあぐらをかいていたけど
凜太郎は素敵な男子・・・・・・・。


これでいいの?私・・・・・・・


人任せで・・・・


もっともっと綺麗になりたいって・・・・・・・。
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