おくすりのじかん
洋服のサイズはピッタリだった。


「てか これちょっとダメだって・・・・」


「着替えた?見せて」


凜太郎がドアを開けて厳しい目で上から下まで見た。


「胸張って 姿勢悪い
もう少し堂々としなよ」


今日の凜太郎は全然違う凜太郎で 


「だって……体の線見えすぎでしょ……」


「胸張れば似合うから
言ったでしょ?俺が一番祥子さんを知ってるんだから
俺の言うこと聞いてれば今までだって
大丈夫だったでしょ?」


黒いラメ入りのピッタリとしたTシャツに
フワフワの白い膝より少し短いスカート


靴と小さいバックまで用意されていた。


「いいね~」


少しヒールが高くてよろけそうになったら
体を支えてくれた。


鏡に映る凜太郎の横にいる私

なんか なんか
すごく お似合いに感じて テンションが上がった。

「この髪型いいでしょ」


明るめの髪色が柔らかそうでウェーブが遊んでいる。


「さすが俺・・・・でしょ?」

いつもの凜太郎の笑顔に戻っていた。


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