おくすりのじかん
「祥子さん プリとるか!!」
「プリ?」
笑顔の凜太郎はまた私の手を握ったまま
風を切って歩き出す。
プリクラ?
自慢じゃないけど 一度も経験なし・・・・・
それって
ホントにつまんない人生歩いてきたって感じ
ショッピングモールは平日の夕方ってこともあって
学生と主婦が多かった。
「見て めっちゃあの人カッコイイ」
凜太郎に振り向く人が多いこと
そうだよね
カッコイイよね
私もそう思うもの。
まっすぐ伸ばした背筋は多分 自信の表れ
私も慌てて背筋を伸ばした。
気を抜くとすぐに 丸くなんてしまっている。
凜太郎と歩く時くらい
私も注目されないと
せっかくの凜太郎の作り上げた作品だもの
宣伝する気になって
「彼女もお似合いだよね」
嬉しい言葉に思わず顔がほころんだ。
そんな凜太郎は私を見て吹き出した。
「だってお似合いなんて言われたらうれしいよ~
凜太郎かっこよいから……足ひっぱりたくないもん」
心の中を見られないように必死に言い訳する。
「プリ?」
笑顔の凜太郎はまた私の手を握ったまま
風を切って歩き出す。
プリクラ?
自慢じゃないけど 一度も経験なし・・・・・
それって
ホントにつまんない人生歩いてきたって感じ
ショッピングモールは平日の夕方ってこともあって
学生と主婦が多かった。
「見て めっちゃあの人カッコイイ」
凜太郎に振り向く人が多いこと
そうだよね
カッコイイよね
私もそう思うもの。
まっすぐ伸ばした背筋は多分 自信の表れ
私も慌てて背筋を伸ばした。
気を抜くとすぐに 丸くなんてしまっている。
凜太郎と歩く時くらい
私も注目されないと
せっかくの凜太郎の作り上げた作品だもの
宣伝する気になって
「彼女もお似合いだよね」
嬉しい言葉に思わず顔がほころんだ。
そんな凜太郎は私を見て吹き出した。
「だってお似合いなんて言われたらうれしいよ~
凜太郎かっこよいから……足ひっぱりたくないもん」
心の中を見られないように必死に言い訳する。