おくすりのじかん
「間違ってるよ……どこで仕入れたネタ?
男が誰でもやれるなんて……そんなヤツはクズだから」


後はもう拒否されても 凜太郎の言葉を待つだけだった。


「俺はそんなクズじゃない」


「・・・・ごめんなさい・・・・・」


拒否されてしまった・・・・・・。



「変なこと言ってごめんね。
軽蔑したよね………」


顔があげられない・・・・・・・。



凜太郎のプライドまで傷つけてしまった。
穴があったら入りたいって



「ごめん 凜太郎・・・・・・・」


視線をそむけたまま 凜太郎の胸から顔を離した。



「俺のことそんなクズだと思って
抱いてって言ったの?」


そうじゃないけど


凜太郎を不快にさせてしまった後悔と
女から誘ってしまった恥ずかしさで うなだれるしかなかった。



「祥子さん 俺の顔見て」


「見れないよ もう一生見ないから……
私のことはもう忘れていいから………」


情けなさで泣けてきた。
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