おくすりのじかん
どうしよう・・・・どうしよう・・・・

私 いったいこの子に何しちゃったんだろ
お酒飲ませて・・・・それから


もしかして 越えてはいけない一戦を・・・・・・


自分にとっても大事なことを覚えていないなんて・・・・
もう二度とお酒飲まないから

絶対飲まないから


神様 どうかどうか 大変な罪を犯していませんように・・・・


「ん………」

男が寝返りを打った。


私の心臓が激しく脈打った。


「今 何時?」


時計を見た。

「十時だけど………」


「十時か……今日は土曜日だから……まだ寝てていいね」


そう言うと布団の中にもぐりこんだ。


「あ あのちょっといいですか……」


私の声はうわずってひっくりかえった。


「あはは~~~」

男はいきなり布団から顔を出して笑い転げた。


やっぱ かなり若い・・・・・・
冷や汗が流れる・・・・・・・


犯罪を犯してしまったのか・・・・・・
< 33 / 187 >

この作品をシェア

pagetop