おくすりのじかん
「まいったな~あんなにいろんなこと話たのに~」

長めの髪の毛にはウェーブがかかっていて
薄茶色の髪の毛

目元は涼しげで 表情が豊かな少年だった。


「祥子さんは 死んでしまいたくなるほど
辛いことがあったんでしょ?」

「え?」

知らない若い子にまさか


「失恋」


「私が言ったの?」


「祥子さんが言わないとそんなことわかんないよ」


それはそうだけど・・・・・・・
この部屋で一体 何が行われたんだろう


「ごめん 悪いんだけど キミの名前は?」


「昨日教えたじゃん」


「だから 覚えてないんだって」


「凜太郎 凛としての凛太郎」


頭を抱えても 凜太郎何て名前も憶えていない。


「それで凜太郎くん・・・・・」


「凜太郎でいーよ 祥子さん」


眩しい!!!
イケメンに若さが加わって
年越しライブで癒されたアイドルにも負けてないかも


「昨日はめっちゃ楽しかったよ」

凜太郎はそう言うとまたベットに横になった。
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