おくすりのじかん
「そ……それで私と凛…太郎く……」


言いかけたら

「凜太郎だって もう一回」


「あ あのそれで私たち 何で一緒に寝てたんだろう」


「祥子さん 酔っ払いだからさ」


「ってことは……」


凜太郎は小首を傾げて 私を見てる。


「あの 男と女の関係には……」



まるで罰ゲームのようにそんな質問をする情けなさ



「いいよ~俺は 祥子さんがそう言うなら
喜んで男と女の関係になるけど」


涼しげな目元が妖しく見えてドキドキした。


「ダメダメダメ!!!
捕まっちゃうから!!!」


凜太郎は キョトンとした顔で私を見つめて


「あははは~マジ祥子さんって可愛い~~~」

って言いながら笑った。


可愛くないよ・・・・何お世辞言ってんだか


ムカついてきた。

「なんかの詐欺?」


「詐欺?祥子さんお金持ってんの?
詐欺するならもっと金持ってる女探すよ~」

凜太郎にすっかり振り回されている私だった。
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