おくすりのじかん
私の休日と言えば テレビの前に横になったまま
好きな時に寝て 起きたら撮りためているドラマを見たり


でも今日はそうはいかない・・・・・。


それはこの狭い空間に他人がいること

それも 男


そしてその男は 恐ろしく魅力的だったりする。


「祥子さん 窓開けたら?
空気の入れ替えしなきゃダメだよ」


窓なんて夏にならなきゃ開けないし・・・・


凜太郎は窓をオープンにした。
春の風が 乱雑な部屋の中を駆け巡る。


「さ やるか~」


え?やる!?

私はなぜか 身を固くした。


凜太郎が笑う。


「違うって~~~~」


え?私 そんな風に見える?


「掃除 お掃除~~~~」



凜太郎は 手早くベットから布団を持ってきて 窓で
バフバフとはらった。


「ちょっと~~~ちょっといいよ~~~」


日差しにほこりが舞い上がり
女として とても恥ずかしい気持ちになる。


「ほら 祥子さん シーツはがして洗濯だよ」


凜太郎のペースに持ち込まれて
同居人が部屋に増えた。
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