おくすりのじかん
お風呂からあがってくると 凜太郎が

「本日の治療を始めるんで どうぞここ」


そう言うとあぐらをかいた真ん中を指さした。


「え!!!いいよ~!!!」


そんな男の股座に!!!


凜太郎は笑いながらそのあぐらの上に座布団を置いた。


「はいはい ここここ!!!」


「いいって~~~!!!」


「早く!!!」


厳しい声に変わったから 躊躇していると 腕を引っ張られて
凜太郎の足の上であおむけになった。


「今日からこれでマッサージをします~」


何が何だかわからないうちに 頬に液体の冷たさを感じて

「ひゃ!!!」と声をあげた。



「目閉じて リラックスして」


言われた通りに目を閉じるしかない・・・・・・
いい香りがしてきた。


凜太郎の指がとても繊細なのは 指の動きでわかった。
優しく撫ぜるように いい香りが 肌の上を滑っていく。


気持ちい・・・・・・・


あまりの気持ちよさに いつしか眠りに入って行った。



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