おくすりのじかん
明日も仕事だし・・・・・

大きなあくびが出た。


「寝るけど・・・・どこで寝るの?」


凜太郎をどこで寝かせばいいんだろう・・・・・。



「いいよ かまわないで 俺ここで寝るから」


そう言うと 昨日の朝のようにベットの端っこにもぐりこんだ。



「ちょ……ちょっと待ってよ~」


「おいで 祥子さん 
寝不足は美容によくないからさ」


「おいでって言われたって……」


私だって一応女なんだし


「大丈夫だって
祥子さんは俺を男だって思わなくていいし
俺も女だって思ってないから」


「はぁ!?」


そう言われればそれでムカついてしまう。



凜太郎は笑いながら 私の腕を引っ張って


「いい夢見てよ~」と言って
ベットに引きずり込んだ。



ドキンドキン・・・・・・


少し触れているところに神経が集中する。
ヤバい・・・・ヤバいって・・・・・・・


他人がそれも 男が
ベットの中に それも触れてるし・・・・・・・
私の落ち着かない心をよそに 凜太郎から寝息が聞こえ出す・・・・。
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