おくすりのじかん
『想いが伝えられるといーね
ちゃんと留守番してるからさ ゆっくりしておいで
お化粧直しちゃんとするんだよ~』


凜太郎から返事が返ってきた。


「凜太郎~~~予定外だよ・・・・・」


鏡の中の私


「今日なら行けそうだと思ったのに」


凜太郎に言われたように メイクなおしをした。


「よし!!」


午後も頑張るか~


研修ってホントに辛い
特に午後からは 睡魔と闘うので一杯だ・・・・・


「おつかれさま」

やっと終わった。


「安達さん」
部長から 声がかかった。


慌てて行くと


「いいね すごく前回よりよくなってるね。
身だしなみにもずいぶん 気をつけたみたいだし
接客講習の採点も大友とトップだったし
店の店長やチーフにも伝えておくよ。
これからも向上するように頑張ってくれ」


「はい!!!」

嬉しかった。
会社に入って 初めて偉い人から褒めてもらえた。


自分を好きになるって
こうやって段階を踏んで行くんだなって思った。


凜太郎~~~~~やったよ~~~
これも凜太郎に早く報告したい!!!
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