3つかぞえて、君と青


2人で窓の外を眺めた。



窓の外にはもう春がきている。



緑がきらきらしていて、



キャンパスに行き交う人の洋服も色とりどりで



すべてが春の訪れを知らせていた。



わたしたちの窓の外にはもう春はすでにやってきているのだ。


「千樫に腹が立つこともあるし、彼がほんとにきらきらして見えるときもあるの。」


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