3つかぞえて、君と青


千樫はわたしの鞄からはみ出していた4人の写真を見つけて拾い上げた。




「こんなものまでもってやがって。


お前ら感傷に浸ってんのもいいかげんにしろよ。


もうあれから何年たつと思ってたんだよ。」




千樫は立ち上がったまま、落ち着かないように窓の近くを行ったり来たりしていた。


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