私立聖星魔法学園
「聖夜・・・」



しばらくの沈黙の後、やっとのことで口を開いた



「は、はい」



「なんでそういうことを早く言わないんだあぁあ‼︎‼︎」



そのまま聖夜の右頬に右ストレートがきまった




「おいおいさすがに殴んなくても・・・」



大介がオロオロしてあたしを見る



常に空手で鍛えてきたあたしの腕は半端じゃないのだ



「だって友達とかに挨拶とかしたかったし、街だってみて回りたかったのに‼︎」




「ほ、本当にすみませんでした」



あたしのもっともな主張を聞いた聖夜はまた誤る




「今回のことは本当に僕の責任です。僕に出来ることがあればなんでも言って下さい」



相当気に病んでいるのかこんなことまで言う聖夜



さすがに可哀想になって怒りも沈んでいく




「まあ過ぎたことをグダグダ言っても仕方ないか・・・。その、ゴメンね?さすがに殴るのはなかったわ」



聖夜に任せっぱなしだったあたしの非もあるため素直に誤る




「と、とんでもないです!殴られるのは当然ですよ、しばらく会えなくなるのに挨拶もないなんて普通嫌ですから」




そう言って苦笑する聖夜の顔はどこか悲しそうな顔をしていた
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