私立聖星魔法学園
先生が持ってきた石を見てあたしと大介は首を傾げる
「?なんですか?これ」
「これは触れた者の魔力の性質を色で教えてくれるこの世界にしか存在しない魔性石(ませいせき)です。詳しい話はチームの担当教師が教えるので、とりあえず今は一人ずつこの石に触れてください」
言いながらあたしたちの前に差し出してくる
「大介先やれば?」
そういって大介の背中を押す
「お前俺で安全かどうか試そうとしてねえか!?」
「んなことないもん。ほら早く、時間ないんだから」
半ば強引に促すと、渋々といった感じで大介がその小さな石に触れた
すると―・・・
突然エイジィア先生の手の中にあった石が赤く鮮やかに輝きだした
「うお!?な、なんだこれ!??」
「ふむ。日比野大介くんは『赤』じゃな。見た感じも『赤』っぽいしのう」
驚いている大介を気にせず校長は一人納得した顔をしている
「どういう意味なんだ?今の」
「あたしが知るわけないでしょ」
「では次に中村さん、どうぞ」
二人でコソコソ話していると、今度はあたしの前に石を差し出すエイジィア先生
自分は何色になるのかという期待感と、なにか変なことが起きたらどうしようという不安感を半々に抱いて、その小さな石にそっと指をのせた
「?なんですか?これ」
「これは触れた者の魔力の性質を色で教えてくれるこの世界にしか存在しない魔性石(ませいせき)です。詳しい話はチームの担当教師が教えるので、とりあえず今は一人ずつこの石に触れてください」
言いながらあたしたちの前に差し出してくる
「大介先やれば?」
そういって大介の背中を押す
「お前俺で安全かどうか試そうとしてねえか!?」
「んなことないもん。ほら早く、時間ないんだから」
半ば強引に促すと、渋々といった感じで大介がその小さな石に触れた
すると―・・・
突然エイジィア先生の手の中にあった石が赤く鮮やかに輝きだした
「うお!?な、なんだこれ!??」
「ふむ。日比野大介くんは『赤』じゃな。見た感じも『赤』っぽいしのう」
驚いている大介を気にせず校長は一人納得した顔をしている
「どういう意味なんだ?今の」
「あたしが知るわけないでしょ」
「では次に中村さん、どうぞ」
二人でコソコソ話していると、今度はあたしの前に石を差し出すエイジィア先生
自分は何色になるのかという期待感と、なにか変なことが起きたらどうしようという不安感を半々に抱いて、その小さな石にそっと指をのせた