ヤンキーに恋してもいいですか?




「のんちゃん!また同じクラスだねー!」



「凛ちゃん!」



教室に入って早々声をかけてきたのは


一年の時も同じクラスだった


町田 凛


ガサツなあたしと違い
器用で頭も良くて可愛くて


まあ、モテる子



高校で知り合ったばかりだし、


一年の時もそこまで親しい仲ではなかった



ただ、彼女一人だけあたしのことを
『のんちゃん』と呼ぶ



「席近いし同じ班だね。よろしく!」




「え、あたしどこの席?」



「黒板に書いてあるよ!」



あたしは黒板を見た



「えっうそ。」



思わず声が出た





あたしの隣に恭ちゃんの名前





< 9 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop