ヤンキーに恋してもいいですか?
「のんちゃん!また同じクラスだねー!」
「凛ちゃん!」
教室に入って早々声をかけてきたのは
一年の時も同じクラスだった
町田 凛
ガサツなあたしと違い
器用で頭も良くて可愛くて
まあ、モテる子
高校で知り合ったばかりだし、
一年の時もそこまで親しい仲ではなかった
ただ、彼女一人だけあたしのことを
『のんちゃん』と呼ぶ
「席近いし同じ班だね。よろしく!」
「え、あたしどこの席?」
「黒板に書いてあるよ!」
あたしは黒板を見た
「えっうそ。」
思わず声が出た
あたしの隣に恭ちゃんの名前