シリウスのかけら

「はい」

「はい」

「…何の関係まない、君たちを巻き込んで、ほんとに、すまないと思ってる」

「新谷さん…」

新谷さんは、私たちに頭を下げた。
そして、ゆっくり頭を上げながら、新谷さんが、言った。

「けど、こうなった以上は、君たちにも覚悟を決めてもらいたい」

…。

「俺たちを信じてくれ。必ず守ってみせるっ」

っ！新谷さんっ。信じます。
私たちを必ず守ってくれるってっ！

「必ず守るさ。『シリウスのかけら』をな」

……高木ぃ〜っ。