シリウスのかけら
あ、そうだ。

「高木」

「なんだよ」

「これ、返しとく」

お守り袋、首から外してっと。

「もう、私たちが持ってるよりら高木が持ってた方が安全でしょ?」

「そうよね。いざとなったら、今度は私たちが、東郷を止めるから、高木くんは、シリウスを守ってよ。高木くんの方が、逃げ足も速そうだし、ね」

里乃…。

「止めるって、おまえら…」

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