シリウスのかけら
「大丈夫。ねっ、涼子」

「うん、もう覚悟は出来てるから」

「…」

「涼子、もし、シリウス守り切れたら、私たちも、柳沢一族の一員に入れてもらおうね」

「うん、そうだね。いいでしょ?高木」

「…おまえら。わかった、シリウスは俺が持つ。行くぞ」

「はいっ」

高木に全てを任せよう。
今はもう、高木に付いていくしかないもんね。
あ、高木、ちゃんと約束守ったんだ。

『後で会おうぜ』

って言ってた。
なかなかやるじゃんっ。

< 200 / 265 >

この作品をシェア

pagetop