シリウスのかけら
「だから、直射日光に当たると、太陽電池に切り替わって、パッ!と明るくなるようにして、でもって、その高熱でショートさせて、砕け散らせるって仕組みなわけだ。どうだ、凄いだろ?俺、自分が天才なんじゃないかと、怖くなったよ」

…。

「じゃ、太陽が出てなかったら、砕け散らなかったわけですか?」

って、高木。

「ああ、まぁな。けど、きっちり晴れただろ?気象庁に電話しまくって、絶対晴れる日、調べといたんだから」

…そこまでやる?

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