あたしの前に現れた男の子



「や、なんでもねぇ。帰るぞ」


そう言うと、いつのまにか離していた手を繋いできた。



…クリスマス一緒に過ごせるんだ。



そう思うと自然と笑顔になる。



蒼空に、不審に思われたかもしれない。



< 277 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop