僕の玩具箱。
「えーっと、突然だけど、皆にお知らせがありま〜す!」
泉ちゃんの高い声が、何時もより嬉しそうだ。
「私、赤ちゃん出来ました〜
なので、産休に入ります!」
教室内がざわざわと荒れる。
「やっぱり妊娠してたんだ!!」
「やだやだ、泉ちゃんにやめてほしくないよ〜」
「え?
産休って事は戻って来るんでしょ?」
皆の発言は止まらない。
ちょんちょん、とまた背中を叩かれる。
「私の考え、あったり〜☆」
嬉しそうな顔で微笑む親友に、つられて私も笑顔になっていた。