僕の玩具箱。

「えーっと、突然だけど、皆にお知らせがありま〜す!」

泉ちゃんの高い声が、何時もより嬉しそうだ。

「私、赤ちゃん出来ました〜
なので、産休に入ります!」

教室内がざわざわと荒れる。

「やっぱり妊娠してたんだ!!」

「やだやだ、泉ちゃんにやめてほしくないよ〜」

「え?
産休って事は戻って来るんでしょ?」

皆の発言は止まらない。

ちょんちょん、とまた背中を叩かれる。

「私の考え、あったり〜☆」

嬉しそうな顔で微笑む親友に、つられて私も笑顔になっていた。
< 7 / 16 >

この作品をシェア

pagetop