Flower∞kiss!~幼なじみと同居中~
急に口を閉じた慶人。





もちろん、手はつながれたまま。





何か暑すぎて手汗が慶人に伝わるんじゃないかって心配になってきた。







「強いて言えば、ちょっと。ちょ~っとだけ、変態になったかな?」






「………」






私は慶人の手を握る力を強くした。





昔、慶人が余計なことをしたときに、こらしめていたように。





いつもこうやって手を強く握ると、すぐに慶人は泣いて言うことを聞いたから、同じように怒らないと!




いけないことはしちゃダメだよって。そんなこと、軽々しく口にすることじゃないよって。





へへへっ、どーだ慶人!!私の力には敵わないだろう?





ちょっと歳を取ったから泣くまではいかないとしても痛がるはず!





昔から、私は慶人よりだいぶ力が強かったしね!!
< 59 / 100 >

この作品をシェア

pagetop