スカイ×ブルー
後ろ姿でも際立つオーラを放ち。
その長身の先には黒紫色のグラデーションの髪の毛。
「真哉!!!!!」
振り向いた彼の端整な顔立ちを際立たせる紫色の瞳・・・・
闇をも見透かす目
それが黒猫。
「蝶愛・・・・」
小さく口をあけ、彼はそう呟いた。
「良かった・・・・」
言いたかった事が安心からか頭から消えた。
「何ヶ月振りかな?元気そうで良かった」
そう言ってあたしの頭を撫でる真哉。
「うん。真哉も元気そうで何より。
あたしが暴走族の所にいるってよく分かったね」
「ハッハ。 ちょっと驚いたけど、豹牙だし安心した」
流石チーム1の情報網をもっていた真哉。
あたし達は元々同じチームだった。
「そっか」
照れながらもそう答える。
関東トップなだけに結構知られている豹牙。
「タカから連絡来て、豹牙にいるって知った」
そっか。タカちゃんか・・・
「ありがとう、真哉」