スカイ×ブルー



馬乗りになられ唇を奪われた。


一瞬の出来事で目を見開いて絶句した。

何をしようとしているのか、嫌でも分かった。
声を出そうとした瞬間。


『ッ・・・・――』


口内におばさんの舌が侵入し、俺の舌を絡める。

ガタイもよく俺よりも背がたかい。
離したくても強くなるおばさんの力。

おばさんの吐息が耳の中いっぱいに伝わる。


キモイ・・・・


気持ち悪い・・・・!!!


俺は男だろーがッ!!

力を入れてみたが微動だにしない。


運動神経は結構いい方だ。
でも恵まれないこの身長は俺の運動神経にも支障をきたしていた。



初めて自分の身長を憎んだ。

下半身に丸い手を移動させる。


『ハァ・・・ハァ・・・』


荒くなるおばさんの吐息。
吐き気が増す・・・

・・・・・・・・・



気持ち悪い・・・気持ち悪い・・・気持ち悪い・・・。


< 122 / 201 >

この作品をシェア

pagetop