スカイ×ブルー
「おーっっ!! 輝じゃないかーーっ!
お前の事だから来ないと思ったぞー!」
皆の視線は当たり前のようにあたしたちに向けられる。
「こりゃー大したベッピンさんを連れて・・・・・えっ・・・・」
輝ではなくあたしに視線が集中している。
そして皆が唖然している。
思い込みが激しい訳ではなく本当に。 空気ぐずっしり
沈む。
見定めされているようで顔を背ける。
ホントこういうところ苦手なんだけど・・・。
たくさんの人からの視線はホント慣れない。
「輝達こっちだぞ!」
優しそうな男の人が、自分の前の空いてる席二つを指刺し言った。
輝は何も言わず、その席に向かった。 あたしも遅れずついて行く。
知らない人達の中で1人にしないで!!
輝に叫ぶ。 心の中でだけれど。
皆の視線を未だに感じる。 見れるのは足元だけ。
やっぱあたし、場違い・・・