スカイ×ブルー






ホントにみんなの視線があたしに集中してる・・・・。

驚くぐらい視線を感じる。



座布団の上に正座し、小さく深呼吸した。



「・・・初めまして、蝶愛ちゃん。 輝に話は聞いてるよ。
私は元二代目総長で輝の父、神道 真輝(しんどう まさき)だ」

一息置いて彼は言った。



「初めまして。 いつもお世話になってます」


緊張しながらも挨拶を終える。
かっぷくの良い見た目から一瞬輝との共通点が見つかりズラいけれど、目以外顔のパーツが似ていると蚊をか

雰囲気も似ているけれど、見た目とは裏腹の優しい穏やかな口調は輝とは反対だ。
本人達には言えないけど。 特に輝には。




「こりゃーたまげたなぁ」


あたしの前でもあり、真輝さんの横に座っていた男の人が呟いた。

どういう意味か分からず顔を眺めた。
まじまじとあたしの顔を見ていたのですぐに逸らそうとしたけれど、それも後で気まずいので伏し目がちで見返す。



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