スカイ×ブルー


なっ何がですか・・・・?」

物珍しい動物が街中に迷い込みその動物をまじまじ不思議そうに観察するような目で見ていた彼に、恐る恐る聞いてみた。


「あっいやっ・・・・なんでもない!!
そうそう! 自己紹介が遅れた!俺は元三代目幹部だった健(けん)だ。 ヨロシクなっ」



少し、健さんの態度に不信感を抱きづつも気にしない事にする。

笑った瞬間、細くなった目の目尻に3本の皺ができ、色黒な建さんは三代目だからか雅輝より若く見えた。

こううい場は前、総長をやってた時に何回か経験したけれど、やっぱり緊張する。

それに前はホテルのレストランとかだったしすごく洋風だった。 だからこうゆう畳の所はすごく新鮮。


自分より年上の人がたくさんいて、


自分と同じチームの人達で、


自分と同じように暴走したりケンカしたりしてた人達。


って考えるととても不思議なんだよね。


好きなモノを共有していたという共通点があるだけで、距離が縮まる歴代の集まりは、緊張するけれどやっぱり嫌いじゃないや。


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