スカイ×ブルー




龍神が正統派。 あたさは総長になってからは仲間に武器を持たせるのを禁止し、ちゃんとした理由がない喧嘩も禁止した。

学校の勉強も赤点を取ったらチームを抜けると言う決まりも作った。 なのに入りたい人が絶えなかったのは全国トップと言うブランドがあったから。


今もその決まりが続いているのかはあたしも分からない。 有力な幹部もほとんどやめ、チームが崩壊した後立て直せる程の人がいる。と言える自信もない。


何も分からないから怖いんだ。


「あたし、本当に豹牙やめる!」


「ばっ蝶愛!!何言ってんだよ!」


「ちぃー!! 冗談言ってんなよ!」


「冗談じゃない! もしかしたら龍神もしれない! 今回はなんとか大丈夫だったけど、次何かあったら誰かが怪我するかもしれない!

皆に迷惑かけるの分かってて居られる訳ないじゃん!」


「龍神じゃないって事、お前が1番分かってんじゃねぇのか?」


「わかんないから言ってんの!!」

晴香が支配したような龍神が何をしたっておかしくない。
あたしを追いかける目的は全く分からないけれど。



「頭冷やせ。 帰るぞ」

仁王立ちしていた輝に手を引っ張られ後ろに周り門の方はへ引っ張られながら歩いていく。


「ちょっと! 離してよ!」

あたしの腕をまるまる掴んでしまうような輝の大きな手を離すのは到底無理で。


無視をする輝に苛立ちを抱えながらついていく。



< 189 / 201 >

この作品をシェア

pagetop