スカイ×ブルー
「他の理由?」
「着けば分かるよ」
心、開いてくれたのかな?なんて期待してしまったけれど、そうではないっぽい。
女のあたしから見ても可愛い顔。
そんな顔でそんな悪性な顔したら勿体無い。
「到着しましたよー」
聖治さんはそう言うと、あたしが出る方の扉を開けてくれた。
優しいなぁ・・・・
会社の人じゃなくてリアルホスト??
優しくして客にしようとしてる??
「アホか」
もう出ていた神道・・・いや輝が顔を引きつるあたしに一言。
「えっ?」
目の前で立っている輝にはお見通しだったっぽい。
えっなんでバレた???
全然通ってないけれど久しぶりの学校はもう懐かしく感じる。
0からのスタートだとと思った学校生活が、ほんのわずかで暴走族に入るなんて思ってもみなかった。
期待に胸を弾ませ学校の門を通った瞬間・・・