スカイ×ブルー

ああいうのってジャ○ーズとかのアイドルがされるもので、一般人にも起こりうる事なの?


漫画かよ!
そのような光景を目の当たりにするとは。



なーんて事を考えながら久しぶりの学校を堪能するわけでもなく、淡々と教室に入った。



「あー!蝶愛ちゃん!!
ちょー久しぶりじゃん!」

姫系のキラキラ系ギャルの子、二、三人がとても親しかったかのように話し掛けてきた。



え、誰??
そりぁあ覚えている訳ないけど。


あたしが教室に来た事に気づいて挨拶してくれたのは正直嬉しかった。

「おはよ・・・」

どういう明るさで挨拶していいのか分からなかった。
照れを隠しながら勇気を出して挨拶して瞬間、後ろに気配を感じた。


自己の世界に入っていてトーマ忘れてた!
ハッとし、振り向こうとしたと同時に、

「トーマ君!! おはよ!!」


その女の子達が言った。


「ああ。おはよ」



見たことのない笑顔でトーマを微笑む。
ガチで女嫌いじゃないっぽい。

ただ、あたしが嫌いなだけ?



でも・・・

トーマの笑顔は最高の武器だね・・・。







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