スカイ×ブルー
とても静かな図書室の扉を開き、中へ入った。
見渡した瞬間、カウンターから数人、並んでいる机に座っている数人と目が合う。
先客か。
色々な髪色に目がいきながら、場所を変えようと図書室を出ようと後ろを向いた。
「噂の転校生?」
一瞬足が止まる。
しかし再び歩き出した。
「はぁ!? ミヤビ本当か!?
転校生待って!!」
走る足音が数秒聞いていると後ろから手を掴まれた。
視線が重なる。
鬱陶しいなと思ったのもつかの間。
「っ!「お前誰だ?」
驚くあたしをよそに、カウンターに片足をのせている赤髪が言葉を放つ。
輝といいこいつといい、何?
そのお決まりのパターン。