いじわるハルくん。
「元彼、ですよね?」
「うん。」
「無理矢理って?」
「付き合ってたんだけど、あんまり上手くいってなくて、ちょっと襲われそうになった。」
そう言うと、みるみる内にハルくんの周りには黒いオーラがいっぱいに。
「ごめん、過去のことだって分かってるけど、怒りと嫉妬が僕を占領してます。」
「うん。」
「僕は、智恵の嫌がることはしない。
智恵、好きだよ。」
「うん。あたしも。
大好き。」
ハルくんの言葉に嬉しくなって、ハルくんの胸に飛びついた。