命が尽きるその日まで

告知

side 涼



「あのね、放課後ちょっといいかな?」

見たことない女が、わざわざ教室まで来て顔を赤めて言ってきた。これで今月何回目だよ‥
クラスの奴らはヒューヒュー騒いでいる。

「あぁ、分かった。」

俺はそれだけ言う自分の席に戻った。

「お前はモテるよな〜。」

嬉しそうにニヤニヤしながら俺の親友の桐谷 龍(きりたに りゅう)が話しかけてきた。

「んなことねーよ。」

「まぁ、あの子もどーせ振るんでしょ?」

つまんなそうに龍が聞いてきた。

「あったりまえ。」

俺はキラースマイルで答えた。

「もったいねぇ。あの子結構モテるのに‥」

龍が、ブツブツ言ってると先生が、教室に入ってきた。

「まぁ、なんでもいいだろ。」

俺は笑いながら龍に言って龍を席に戻した。
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